マイクロバイオームって聞いたことありますか？
腸内細菌叢（腸内に生息する細菌）のことをマイクロバイオームと言います。
食べても太れない人や、減量してるのに痩せにくい人、うつ状態の人など
人それぞれ違いますよね。
それらは、腸内にいる細菌（マイクロバイオーム）によって
左右されると言われているんです。
そして、家族であっても双子であっても
誰一人として同じ腸内環境の人はいません。
いつから菌がいるのか？
生まれるまで、お腹の中にいる時、私たちは無菌状態です。
しかし生まれてくる時に、母親の膣内を通って初めて菌と出会います。
そこからいろんな人と触れ合ったり、いろんな物に触れて
独自の腸内細菌叢（マイクロバイオーム）ができあがります。
しかもそれは３歳までに決まると言われています。
一度決まったら変わらないの？
基本的に定着している種類は変わりませんが、日々の食事や生活習慣で
毎日入れ替わっています。
ですが、いくらいい菌を入れたとしても住み着いてくれるかは
わかりません。
なので、今いる菌を育てるためにエサを与えることが必要です。
それが、食物繊維やオリゴ糖です。
現代人は菌を減少させている
環境ガスや、欧米食、衛生概念や抗生物質など
これらは細菌の多様性を減少させます。
マイクロバイオームは、単体の活動ではなく協力しあっているので
菌の多様性がとても重要になります。
過度な除菌や薬の服用、食事の見直しなど
今、存在してくれている菌を自分たちで減らしすぎないように
することも、エサを与えることと同時に必要になります。
〝健康な人の便（腸内細菌）を移植すると、うつ病の人が治った〟
というくらい、マイクロバイオームは私たちの健康を左右します。
日々、食べているものが菌のエサになり、菌は私たちの体に
いい影響を与えてくれます。
マイクロバイオームは身近な相棒として共存しています。
自分の体の声に耳を傾けてみましょうね。
コメント