不調を体内時計で立て直す

自律神経について

体内時計という言葉を聞いたことはありますか?

人の体には〝体内時計〟があることが古くからわかっており

脳内にあると考えられていましたが、

近年では体内のいろんな活動を時間でコントロールしている

〝時計遺伝子〟というものが体のあちこちにあることがわかってきたそうです。

 

 

時計遺伝子はどんな働き?

 時計遺伝子の司令塔の役割は脳にありますが、それぞれの内臓には

〝末梢時計遺伝子〟というものがあります。

例えば肺は、その時計に沿って真夜中から明け方にかけて新陳代謝を行うなど

生きるために必要な活動をしています。

なので、時計遺伝子は、脳にある遺伝子内臓にある末梢の遺伝子が連携して

はたらいてくれているんです。

そして、自律神経と時計遺伝子も連動してはたらいています

なので、時計遺伝子の調子が悪いと自律神経も影響を受けて乱れてしまいます。

 

時計遺伝子を整えるには?

人の体内時計には個人差があるので

規則正しい生活をしていないと、どんどんズレて

頭痛やだるさ、胃腸機能の低下、動悸、不安感などの不調の原因に。

就寝や起床、食事など自分に合った生活リズムを続けることが大切です。

それでも人には体内時計をリセットするシステムが備わっているので

多少ズレても大きな問題はありません。

そのリセット方法は、〝太陽の光を浴びること〟です。

太陽を浴びることで司令塔の時計遺伝子が、

体のあちこちにある末梢の時計遺伝子に活動開始を指示するので

体内時計がリセットされます。

もっと細くいうと〝朝食を食べる〟ことで

司令塔の時計遺伝子と末梢の時計遺伝子のズレが整います

これにより、全身の体内時計のズレが整って気持ちよく1日をスタートさせることができます。

ぜひ朝からこの2つを意識してみてくださいね。

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